WSET Diploma受験表明では、申し込みするまでの流れと、その後、ロンドンのWSET事務局やキャプランから送られてくるメールについてまとめました。
今日はテキストを見て、あぁこれは準備と参考書が色々と必要だなと思ったので、WSETのReccomend ListやDiploma受験生がおすすめしていた参考書を紹介します。
各テキストのボリューム感
さて、全部で5冊あるテキストですが、それぞれのページ数はこんな感じです。
D1 Wine Production👉232ページ
D2 Wine Business👉102ページ
D3 Wine of the World👉598ページ(ひゃーー)
D4 Sparkling Wine👉122ページ
D5 Fortified Wine👉74ページ
トータル1,128ページです!やはり一番難しいとされるD3のボリュームが多いのが見てわかります。

Diploma向け参考書はこちら!
さて各テキストの最後にRecommended listというのが載っていています。必須ではないと書いてありますうが、基本はそれらの参考書を一度は読むのが良さそうです。

世界のワイン図鑑 第8版
ついに日本語で最新刊第8巻が発売されました!ワインの友人の中でも読んでる方が多い一冊。実物はとても重くて大きいですが、読み応えはそれ以上。旧世界、新世界の地域ごとに気候、土壌、畑の特性が地図掲載されて書かれています。例えば、ブルゴーニュの中でもさらに細かく分類されて書かれているので面白いです!
こんな方におすすめ
- 地図とイラストを通して視覚的にワインの知識を習得したい
- 旧世界から新世界、さらにはアジアのワイナリーまで。歴史やテロワール、その土地を代表する生産者の最新情報を知りたい
土とワイン
テロワールにも欠かせない土壌の特性。醸造において欠かせない要素の一つでもあります。土がワインの味わいやスタイルにどのような影響を与えるのか。各地域のおすすめの生産者やその地域の土壌の性質と合わせて説明されているので非常に面白いです。
こんな方におすすめ
- 基盤岩ごとに造られるワインの特徴について知りたい
- 土がぶどう栽培に与える影響についてもっと深く知りたい
ブドウ樹の生理と剪定方法 病気を防ぐ樹体管理
ぶどうの剪定がこれ以上詳しく書かれている本はないのでは。1年目、2年目以降それぞれどのように剪定していくのか、病気はどのように起こりやすいのか、そしてその対処法が詳しく書かれています。
こんな方におすすめ
- 剪定にはどのようなスタイルがあるの?コルドン、ギョイヨの剪定方法についてもっと具体的に知りたい
- 1年目、2年目で剪定方法がどう変わるのか知りたい
Wine Grapes: A complete guide to 1,368 vine varieties, including their origins and flavours
D1のReccomended Listに載っている本の一つ。世界中の約1400種類のブドウとワインの関係についてまとめられています。
こんな方におすすめ
- ワイン醸造に関わるさまざまなぶどう品種についての知識を習得したい
- +αの知識をつけたい
The Oxford Companion to Wine
ワインの広辞苑。とにかくボリューミーです。Kindleで読んでいてさえどこを読んでいるのか分からなくなるくらい。しかし調べたいことが必ず本書に詰まっているという期待を上回る書籍の一冊。
こんな方におすすめ
- WSET Level3以降を受講される方
- ワインを本格的に学びたい方
WRITING ACADEMIC ENGLISH
Diplomaではほとんどの試験において筆記があります。体系的に文章を書くにあたって読んでおいた方が良いとのことで、紹介されていたのがこちらの本。翻訳版はないですが、英語自体はそこまで難しくないので比較的スイスイと読めます。
こんな方におすすめ
- WSETを英語で受験される方
- 英語の文章を体系的に勉強されたい方
WSETのDiplomaは調べたり参考書籍を読む機会も多いので、Kindleは本当におすすめです。特に上記のいくつかの本は本当に分厚くて、場所も取るのでKindleからダウンロードして読むのは非常に効率的です!