こんにちは、ピノです。2021年からWSET Diplomaの勉強をしています。
こちらの記事では、申し込みするまでの流れと、その後、ロンドンのWSET事務局やキャプランから送られてくるメールについてご紹介しました。
今回は勉強する上で持っておきたい参考書をご紹介します!実際にWSETのReccomend ListやDiploma受験生がおすすめしていた参考書となっていますが、ワインの知識を深めたい方、ソムリエやワインエキスパートといった方にもオススメです。
こんな方におすすめ
- 一段階深いワインの知識を習得したい
- WSET、ソムリエ、ワインエキスパートなど資格勉強をされている方
Diploma向け参考書はこちら!
さて各テキストの最後にRecommended listというのが載っていています。必須ではないと書いてありますうが、基本はそれらの参考書を一度は読むのが良さそうです。

世界のワイン図鑑 第8版
1971年に初版された本書は、ワイン産地や最新の傾向を、地図や画像とともに解説しているまさに図鑑。数年に一度の改訂され、ついに日本語で第8巻が発売されました!(英語版の販売から約1年後に販売されているイメージです。)
ワイン仲間の間でも読んでる方が多い一冊。416ページと実物はとても重く大きいですが、読み応えはそれ以上。
旧世界はもちろん、新世界は中国や日本など、初心者向けの書籍には書かれていないような気候、土壌、畑の特性が詳しく書かれているので、より深い知識を深めたい方にはぜひ一冊手元に置いておきたい一冊です。
こんな方におすすめ
- 地図とイラストを通して視覚的にワインの知識を習得したい
- 旧世界から新世界、さらにはアジアのワイナリーまで。歴史やテロワール、その土地を代表する生産者の最新情報を知りたい
土とワイン
テロワールには絶対に欠かせない土壌の特性、醸造において欠かせない要素の一つでもあります。まさに土だけにフォーカスした書籍となっているだけあり、土がワインの味わいやスタイルにどのような影響を与えるのか、それぞれの土の特性から作っているワインの生産者とその特徴を紹介している一冊です。
こんな方におすすめ
- 基盤岩ごとに造られるワインの特徴について知りたい
- 土がぶどう栽培に与える影響についてもっと深く知りたい
ブドウ樹の生理と剪定方法 病気を防ぐ樹体管理
ぶどうの剪定がこれ以上詳しく書かれている本はないのでは。実は、私は醸造の部分がどうしても苦手で、特に剪定の仕方がいまいち理解できずに悩んでいました。その時に出会ったのがこの本です。特に短梢剪定と長梢剪定の違いや1年目、2年目以降どのように剪定していくのかなどがイラスト付きで解説されているので理解しやすいです。醸造家向けに書かれている書籍と思いますが、ここまで醸造、特に剪定方法について書かれている本はなかなか見かけないので、ぜひ一冊手元に置くことをお勧めします。
こんな方におすすめ
- 剪定にはどのようなスタイルがあるの?コルドン、ギョイヨの剪定方法についてもっと具体的に知りたい方
- 1年目、2年目で剪定方法がどう変わるのか知りたい方
- 剪定について学んでいる方、より知識を深めたい方
Wine Grapes: A complete guide to 1,368 vine varieties, including their origins and flavours
D1のReccomended Listに載っている本の一つ。世界中の約1400種類のブドウとワインの関係についてまとめられています。
こんな方におすすめ
- ワイン醸造に関わるさまざまなぶどう品種についての知識を習得したい
- +αの知識をつけたい
The Oxford Companion to Wine
ワインの広辞苑。とにかくボリューミーです。Kindleで読んでいてさえどこを読んでいるのか分からなくなるくらい。しかし調べたいことが必ず本書に詰まっているという期待を上回る書籍の一冊。
こんな方におすすめ
- WSET Level3以降を受講される方
- ワインを本格的に学びたい方
WRITING ACADEMIC ENGLISH
Diplomaではほとんどの試験において筆記があります。体系的に文章を書くにあたって読んでおいた方が良いとのことで、紹介されていたのがこちらの本。翻訳版はないですが、英語自体はそこまで難しくないので比較的スイスイと読めます。
こんな方におすすめ
- WSETを英語で受験される方
- 英語の文章を体系的に勉強されたい方
WSETのDiplomaは調べたり参考書籍を読む機会も多いので、Kindleで本当におすすめです。特に上記のいくつかの本は本当に分厚くて、場所も取るということもありますが、どこでも読めるというのも大きなポイントです。