お祝いの席や乾杯の時など、スパークリングワインは何気ない日常の気分を上げてくれる欠かせない飲み物ですよね!
一方で、
- 「一度開けたスパークリングワイン、コルクを再度入れようとして入らない・・・」
- 「飲み切ってしまわないと・・・」
- 「プレゼントでもらったけどどうやって保存したら良いんだろう・・・」
なんて思ったことはありませんか?
確かにスパークリングワインを常温のままで保存するのもあまり好ましくないですし、抜栓後もそのままの状態で保存してしまうと泡が抜けてしまいます。
- 未開封・抜栓後のワインの保存方法をそれぞれ解説
- 抜栓後も数日美味しくスパークリングワインを飲むグッズを紹介します!
正しい保存方法でスパークリングワインを楽しみましょう!
スパークリングワインは開封後ラップ保存できるの?
よく聞かれるこの質問。
以前シャンパンストッパーが壊れてしまい、ラップと輪ゴムで密閉して保存したこともありましたが、翌日かなり泡が抜けていました。
また、泡が抜けるだけでなく、正直味もかなり落ちます。
というわけで、結論おすすめしません。
スパークリングワインは未開封・開封後でそれぞれ正しい保存方法があるので、それぞれ見ていきましょう!
スパークリングワインとワインの保存方法は基本的に同じ
スパークリングワインは発泡性のワインですが、基本的には非発泡性のスティルワインと保存方法は同じです。
ただし、スティルワインと保存する際の温度や保存するためのグッズが多少異なります。
スパークリングワインの正しい保存方法:未開封
まずは未開封のスパークリングワインの保存方法から。
熟成目的やすぐに飲まない(数ヶ月程度)スパークリングワインはワインセラーやレンタルセラーで保存するのが一番理想的です。
なぜなら、ワインセラーやレンタルセラーはワインを最適な状態で保存してくれるように湿度や温度など設計されているから。
ただし、ワインセラーを置く場所がない、そこまで必要ないという場合は、下記の方法で保存することをおすすめします。
保存方法①:温度管理
スパークリングワインは、理想的には12~14°Cの温度で保存するのが最適と言われています。
温度が高すぎるとワインの熟成が早まってしまいますし、逆に低すぎても風味が損なわれる可能性があるのでNGです。
私のおすすめは温度・湿度共に冷蔵室よりもやや高い冷蔵庫の野菜室。
入り切らない場合は、クローゼットなど家の中で温度の比較的低いところを探して保存しています。
ただし夏場は部屋の中に出しておくと温度が上がり過ぎてしまうので、なるべく冷蔵庫での保存をおすすめします!
保存方法②:暗い場所で保存する
直射日光や強い光はワインの品質を損なう可能性があります。
例えば、紫外線はワイン中の特定の成分と反応することで不快な味や香りを生じさせたり、長時間光に当てることによりワインの色が変わる可能性があります。
このような理由から、スパークリングワインだけでなくワインは暗い場所で保存することが望ましいとされています。
保存方法③:振動を避ける
ワインは熟成過程でビスケットやトーストといった風味が発展する飲み物です。
振動することで、ワインが均一に熟成するのが妨げられる可能性があります。
また、スパークリングワインは炭酸ガスを含んでいるため、振動によって内部の圧力が変化し、泡立ちの質や量に影響を与える可能性があります。
このような理由から、振動のない安定した場所で保管することが望ましいとされています。
振動があると、抜栓した時にワインが飛び出す可能性もあるから注意してね!
保存方法④:ボトルは横にして保管
コルクを使用している場合は、コルクが乾燥しないようにボトルを横にして保管しましょう。
スパークリングワインのコルクが乾燥ことにより、酸化してしまうというリスクを避けるためです。
ボトルを横にすることで、コルクがスパークリングワインと触れることができ、適切な密閉性を保つことができます。
スパークリングワインだけでなく全てのワインはボトルに横にして保存するのがベストだよ!
保存方法⑤:適切な湿度
湿度は50~70%が理想的とされています。
その理由は、湿度が低すぎるとコルクが縮んで空気がボトル内に入り込む可能性があるため。
一方、湿度が高すぎるとカビが発生するリスクがあります。
最適な状態で保存してくれるのがワインセラー
なかなかこんな状態を保つのは難しい、そんな時に役立つのがワインセラーです。
ワインセラーはワインを最適な状態で保存してくれるように設計されているので、温度設定をするだけで長期間スパークリングワインを保存しておくことが可能ですよ!
また、ワインセラーは置く場所がない!という場合はレンタルセラーにワインを預けるというのも一つの方法です。
レンタルセラー寺田倉庫やエノテカで1ヶ月1本100円前後から預けることができますよ!
私はエノテカでワインセラーに入りきらなかったワインを何本か預けていました!
詳しくはこちらの記事で解説しています。
【開封後】スパークリングワインの保存方法:開封後
開栓後は、やはり泡が抜けやすくなるため、なるべく早く飲み切るのがおすすめです。
美味しく飲める目安としては、開栓から1〜2日程度。
3〜4日経ってくると、経験上やはり泡立ちが緩くなっている印象です。
保存方法①:専用のシャンパンストッパーを使用する
開封後はスパークリングワイン用の専用ストッパーを使ってボトルを保存しましょう!
シャンパンストッパーはボトル口に栓をすることによって、炭酸ガスが逃げるのを防ぎ、泡立ちを保つのに役立ちます。
Amazonだと早くて翌日届きます。
尚且つ安いものだと1,000円前後で購入できるので、スパークリングワインの保存にはシャンパンストッパーはマストアイテムです。
ここでは私が普段使っている&使って良かったシャンパンストッパーを3種類ご紹介します!
CheerModaシャンパンストッパー
ちなみに我が家で現在メインで使っているのがCheerModaシャンパンストッパー。
ボトル口に差し込んだらロックを回すだけで簡単に保存できます。
開ける時に少し力が必要ですが、かなり保存性は高いです。
KLOVEOのシャンパンストッパー
使いすぎて最近壊れてしまいましたが、密封性が一番強いと感じるのがKLOVEOのシャンパンストッパー。
CheerModaの前までメインで使っていました。
これは3-4日経っても保存状態が良いと感じます。
クリップで固定もされるので、より密封感が強まります。
オーソドックスなシャンパンストッパー
手軽に使うならこちら
ボトル口に差し込んだら左右のハンドルをボトルに押し込めばセット完了。
開栓もしやすく非常に使いやすいです。
泡は上記2つに比べると多少泡が抜けやすいかな〜という感じもしなくもないですが、2,3日は美味しく飲めるので、安いものを1つ買うならこれで十分です。
シャンパンストッパーは2,3個持っておくのがおすすめ。
オーソドックスなシャンパンストッパー1個と、より保存が長持ちする少し高めのシャンパンストッパーを1,2個と安心です。
旅行先でも大活躍します!
保存方法②:冷蔵庫で保存する
開封したスパークリングワインは、冷蔵庫の引き出しに立てて保存します。
シャンパンストッパーをして横にして保存するのも良いですが、漏れる可能性があるので立てて保存をおすすめします。
保存方法③:早めに飲む
やはりスパークリングワインは開けたてが一番美味しいんですよね!
開封したスパークリングワインは、できるだけ早く飲みきることをおすすめします。
もし数日で飲みきれない場合は、ハーフサイズや缶タイプのスパークリングワインを選ぶのもありですよ!
最近は持ち運びも便利な小さめタイプのワインの需要が伸びているので以前よりも種類が増えています!
保存方法④:最適な温度で飲むためにワインクーラーを利用する
スパークリングワインを最適な温度で飲むためにワインクーラーを使うのも一つの方法です。
気軽にワインを冷やすなら、ル・クルーゼのアイスクーラースリーブがリーズナブルかつコンパクトで便利です!
私も一番最初に買ったワインクーラーはこのル・クルーゼでした。
場所も取らないし、長時間保存できるので、一つは持っていたいアイテムです
我が家は、実家でスパークリングワインを飲む時用に使っています。
現在、我が家がメインで使っているのはvacu vin VACUVIN 冷却材付ワインクーラー。
クーラーの内側にあるジェル状の保冷剤を冷凍庫で冷やしておき、飲む時に保冷剤とスパークリングワインを入れるタイプです。
結露もしないし、軽いので、そのままボトルを抜かなくてもグラスに注ぐことが可能。
長時間冷たい状態を保ってくれます。
スパークリングワインを飲み残した時のアレンジレシピ
「味があまり好きじゃなかった」「飲みきれなかった」など、スパークリングワインが余ってしまうこともありますよね。
そんな飲み残した時のスパークリングワインのアレンジレシピを紹介します。
フルーツを入れて飲む
特にスパークリングワインは柑橘系やイチゴなどのベリー系との相性が抜群!
グラスの中にそのまま入れたり、刻んで飲むことによっていつもとは違うスパークリングワインの飲み方を楽しむことができます。
ゼリーとして食べる
贅沢な食べ方ですが、ゼリーとしてフルーツを加えて食べるのもなかなか美味しい!
私はレモン&スパークリングワインゼリーを実際に作って食べてみました!
ジュースで割る
これも超簡単にできてしまうお手軽レシピ。
私はオレンジジュースや柑橘系のジュースを5:5で割って飲むことが多いです。
スパークリングワインの保存についてよくある質問
スパークリングワインの保存についてよくある質問をまとめました。
スパークリングワインは未開封のときはどのくらい日持ちしますか?
基本的に、未開封であれば長期保存が可能です。ただし、同じスパークリングワインでも早飲みが美味しいもの、熟成させても美味しいものとさまざまです。
スーパーで売られているプロセッコやカヴァなどは早く飲まれることを想定して作られている一方で、ヴィンテージシャンパンなどは長期熟成にも向いています。
旅行先でシャンパンストッパーがない時、どうしたら良いですか?
あまりおすすめはしませんが、炭酸用のペットボトルに入れて保存するのも一つの方法です。
スパークリングワインの保存方法まとめ
以上、スパークリングワインの正しい保存方法についてご紹介しました。
暑い時期やお祝い、乾杯など、飲むことの多いスパークリングワイン。
ぜひ保存グッズなどを活用して長く楽しくスパークリングワインを楽しんでください。