家庭用ワインセラーは必要?レビュー&セラーがない場合の保存方法も解説

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ワインを理想的な条件下で保管してくれるワインセラー。最近では家庭用のワインセラーもかなり充実していますよね!

ワインの品質を維持し、熟成を促進するためには特定の温度と湿度の維持が欠かせません。

  • 「でも自分はそんなに高いワインを買っているわけでもないしなぁ」
  • 「普段飲みするワインばかりなのにセラーって必要なの?」

そんな風に思われる方もいらっしゃるのでは?

私は、上記のような質問をされたときには次のように答えています。

「ワインのストックが数本かつすぐ飲むワインあれば、冷蔵庫保管で十分」

「今すぐ飲むワインが何本もあるようなら小さいワインセラーがあると便利」

「熟成させたいワインはワインセラーがおすすめ」

私自身、ワイン初心者の頃は家庭用ワインセラーを買おうかどうか何ヶ月も迷ったものです。

ということで、今日は家庭用ワインセラーの必要性と実際に使った感想(レビュー)を紹介します。

このような人におすすめ

  • 家庭用ワインセラーの購入を迷っている方
  • どんな家庭用ワインセラーを選んだら良いのか分からない方
  • ワインをどのように保存したら良いのか知りたい方
目次

そもそもワインの理想的な保管環境って?

ワインセラーの主な目的は、ワインを理想的な環境で保管してくれることです。

その理由はワインは非常にデリケートな飲み物なので、あまりにも暑かったり、はたまた寒かったり、湿度が高かったりする環境を好みません。

ワインの理想的な環境は

  1. 温度: 年間通して12℃から15度。年間を通じて温度はやや低めです。
  2. 湿度: 通常は約60-70%。コルクが乾燥して縮むのを防ぎ、ワインの酸化を防ぐのに重要です。
  3. 振動: 定期的な振動はワインの熟成プロセスに悪影響を及ぼす可能性があるため、ワインセラーは通常、振動を最小限に抑えるように設計されています。
  4. : 直射日光や強い照明はワインの品質を損なう可能性があるため、ワインセラーは暗く保たれることが多いです。
  5. 適切な収納: ワインボトルは通常、横向きに保管されます。これは、液体がコルクを湿らせて密封を保ち、空気の侵入を防ぐためです。

ワイン生産者がワインの貯蔵庫を地下に構えるのは、上記のような理想的な環境を保つためです。

家庭用ワインセラーのメリット

このような理由から、自宅でも美味しくワインを飲めるようにと販売されているのが家庭用のワインセラーです。

家庭用のワインセラーのメリットは大きく3つ

  • 最適な保管条件を提供してくれる:家庭用ワインセラーは、ワインを理想的な温度と湿度で保管するための環境を提供してくれます。これによって、ワインの品質を長期間維持するだけでなく、ワインを適切に熟成させることが可能になります。
  • 多様なサイズがある:今では色々な種類と本数の家庭用ワインセラーが売られています。少ないものだと4本程度のものから100本以上のものまで。またデザインも多様にあるので、用途や家庭用ワインセラーを置く部屋の大きさに応じて選ぶことができます。
  • 利便性が上がる: 自宅にワインセラーがあることで、特別な機会や普段の食事に合わせて、いつでも簡単に適切なワインを選ぶことができます。また、ワインの購入やストック管理が容易になります。

初心者は6本〜12本程度の家庭用ワインセラーがおすすめ

私が導入として初心者の方におすすめしているのは、本数の少ないワインセラーです。

少ないものだと4-6本程度から、安いもので1万円台から売られています。

値段もお手頃かつ場所もそこまでとらないのでおすすめです。

ピノ

私も一番初めの家庭用ワインセラーは6本用を買いました!

中級者以上は36本以上が入る家庭用ワインセラーがおすすめ

さて、一度家庭用ワインセラーを買ってしまった皆さまなら一度は思うと思いますが、ワインセラーのスペースがあると自然とワインが埋まってしまうもの。

ワインを日常的に飲むようになると、より大きなサイズが欲しくなります。

何台か私も買い替えて思うことは、長くワインと付き合うのであれば、自分の想定よりも一回り本数の多く入るサイズを買うのがおすすめです(といっても結局埋まってしまうのですが・・・)

家庭用ワインセラーをレビューしました

我が家の場合は、お互いそれぞれが持っていたセラーを引越しを機に持ち寄ったこともあり3台あります。

こちらはすぐ飲み〜中期熟成用のさくら製作所のワインセラー「ZERO CLASS Smart」で38本収納できます。


冷蔵庫横には、さくら製作所 ワインセラー ZERO Advanceを置いていて、 こちらも38本収納できます。

両方とも上下温度を変えることができるので、白・泡用と赤ワインに分けて温度調整しています。

もともと独身の頃に初めて6本用を買い、その次に24本、結局その後足りなくなって38本に買い換えましたが、一人であれば38本で十分だと思います。

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こちらはユーロカーヴのLa Première-L-C-PTHFで、182本入ります。こちらは長期熟成用に購入しました。

フランス生まれの世界で最も歴史のあるワインセラーメーカーで、地下貯蔵の条件をより綿密に再現していると言われており、長期熟成用セラーとしてワイン愛好家の方でも持っている方が多いブランドです。

お値段は決して安くはないですが、やはり長期熟成ワインを安心して保存できます。

中はこんな感じ。奥にも入ります。

レンタルセラーという選択肢もあり

中長期熟成用のワインを保管したいけどレンタルセラーは家には大きすぎる、もしくは入り切らないという場合は、レンタルセラーを使うというのも一つの方法です。

おすすめはエノテカと寺田倉庫。

エノテカのレンタルセラーは月額1本66円から預け入れが可能。

自宅のワインの預け入れも月385円とかなりお手頃です。

出庫時の配送料は年々高くなっていますが、それでもきちんとした環境下でエノテカが預かってくれるという安心感があります。

ピノ

私も38本用ワインセラーを買う前は一部ワインを預けていました

寺田倉庫のレンタルセラーは月額1本99円から預かってくれるだけでなく、自分でワインごとに飲み頃時期を設定してメール通知したり、スタッフが1本ずつ丁寧に預けたワインを撮影して銘柄・生産者などの情報を登録してくれます。

かなりサービス充実しているので、友人でも使っている人が多数います。

すぐ飲みワインなら冷蔵庫でもOK

さて、先ほどすぐ飲み用のワインであれば冷蔵庫保管で十分とお伝えしました。

冷蔵庫の温度は一般的に4度前後と言われていて非常に涼しく、長期間保管すると酸のバランスが変化したり、熟成が進まなかったりする可能性があります。

なので、長くても数ヶ月、温度・湿度共に冷蔵室よりもやや高い野菜室がおすすめです。

もし入り切らないという場合は、家の涼しい場所や日ざしが当たらない場所に置くと良いでしょう!

ピノ

迷った時の参考にしてみてください!

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この記事を書いた人

WSET Level2,3取得|WSET Diploma勉強中|一児の母、夫婦で1日ボトル2本は空けるほどワイン好き|年間300日以上飲んでます|毎日の食卓と時間がより楽しく豊かになるようなワインと、WSETやソムリエ試験で使えるネタを紹介しています。

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