キスラーの滞在後、向かったのはフランテスカというワイナリー。
フランテスカは日本に輸入されていないようで、現地の知人から紹介してもらって知ったワイナリーです。
世界最大の家電量販店、ベスト・バイの創業者が設立したワイナリーです。
フランテスカという名前は、シルク・ド・ソレイユに影響を与えたイタリアの喜劇一座の登場人物に由来しています。
ラ・ファンテスカは、初期のコメディア・デラルテの演目に登場する一人の女性キャラクターで、主人公のハーレクインの恋人でもありました。セクシーで、スマートで、気取らない彼女からインスピレーションを受け、創業者はこの名前をつけたそうです。
フランテスカのブドウ畑は、もともと1860年代にキャロライン・ベイルがチャールズ・クリュッグと結婚した際の持参金の一部として植えられました。しかし、1900年代のフィロキセラの流行と1920年代の禁酒法の間のある時期に売却され、休眠状態になっていたそうです。
その後、畑は原生林の状態に戻り、70年以上その状態が続きました。1997年、このエステート畑はカベルネ・ソーヴィニヨンとプティ・ヴェルドに植え替えられました。
フランテスカはカベルネソーヴィニョン、プティ・ヴェルドの他にも、シャルドネ、ピノノワールと幅広い品種を植えています。
テイスティングルームに行くと、これらの品種をそれぞれ試飲させてくれました。
テイスティングルームの中も、シルク・ド・ソレイユや中世のお城を思わせる、魅惑的な空間です。
個人的にはやはりメインのカベルネ・ソーヴィニョンが力強くもエレガントで一番美味しかったかな。
前に訪問したKistlerと比べると全体的に割高感を感じました。
ただ、日本に入ってきていないワイナリーなのと、プライベート感を押し出してテイスティングイベントもされているみたいなので、ナパに行かれる方は行ってみても面白いと思います!