初心者でもできるワインテイスティング〜押さえておくべき知識とテクニックを解説〜

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ワインを楽しむ上で欠かせないのがワインテイスティング。

ワインテイスティングはワインスクールでしか学べないと思うかもしれませんが、自宅でも簡単にできますよ!

本記事では、初心者でも簡単にできるワインテイスティングの方法について紹介します。

「ワインの味わいについて語れるようになりたい」「ワインをより楽しみたい」という方はぜひ最後まで読んでみてください!

目次

ワインテイスティングとは

ワインテイスティングとは、ワインの特性を評価し、風味や香り、品質を総合的に判断するプロセスです。

ソムリエやワインエキスパート、WSETといったワイン資格やワインの生産者、ワイン評論家などがワインの評価する際に行います。

ワインテイスティング際に用意するもの

自宅でワインテイスティングをする際には、次のアイテムを用意すると良いですよ!

  • ワイングラス
  • ナプキン
  • テイスティングシート
  • 吐器(とき)
  • クラッカーやバゲット

ワイングラス

通常のグラスでももちろんOKですが、試験対策などの場合はテイスティンググラスがあると便利です。

というのも、WSETやソムリエ・ワインエキスパート試験ではテイスティンググラスが使われるからです。

ワインテイスティングでは数種類飲み比べすることも多いので、テイスティンググラスのセットを買っておくと良いと思います。

ナプキン

自宅なのでティッシュでも構いません。

こぼれた時や、口を拭く際に使います。

テイスティングシート

試験対策の場合は、試験用のテイスティングシートを用意するのがおすすめです。

なくてもOKですが、あった方がテイスティングスキルは上がると思います。

ワインテイスティングバイブルブラインドテイスティングの教科書にはテイスティングシートがついているので、これを見て(もしくは印刷して)書き出すのも良いですよ!

お水

口の中をリフレッシュする時に使います。

吐器(とき)

グラスを吐く場合のみ利用。

私は、通常飲んでいるので使いませんが、アルコールを控えていた時期は紙コップで代用しています。

クラッカーやバゲット

口中の味を中和する時に食べるので、塩気やハーブなどの香りのないものが理想的です。

アカデミー・デュ・ヴァンではバゲットをいただいていましたよ!

ワインテイスティングの理想的な環境

ワインテイスティングでは下記の環境が望ましいとされています。

  • 室温:18-22℃
  • 湿度:60-70%
  • 時間:午前10-11時
  • 照明:白色
  • テーブル:白のテーブルクロスかマットを使用

とはいえ、こんな環境を準備するのは難しいですし、私も気にしたことはありませんでした。

ただし、ワインの色合いを正しく確認するためには、照明やテーブルは白いのが理想なんです。

テーブルクロスがない場合は、白い紙を敷くなどすると良いですよ!

飲酒後や味付けの濃いものを食べた直後はテイスティングが鈍るので時間を置くことをおすすめします。

ワイテイスティングの流れ

ワインテイスティングは、外観、香り、味わいから総合評価をします。

外観を確認する

外観では次の2つの要素を確認します。

  • 輝き:澄んでいるか、濁っているか
  • 色調:白ワインであれば、レモン色、ゴールド、琥珀色、赤ワインであればルビー、紫、ガーネットなど

香りを確認する

香りでは次の2つを確認します。

  • 香りの強さ:グラスを近づけた時に強く香りを感じるか、そうでないか(強い、中程度、弱いで評価)
  • 香りの特徴:ワインテイスティングでは、香りは3つのカテゴリーに分けられます。

第一アロマはぶどうから生まれる香り、第二アロマは醸造や発酵過程から生まれる香り、第三アロマは熟成により現れる香りです。

味わいを確認する

味わいでは7つの要素を確認します。

  • 甘さ:辛口なのか甘口なのか
  • 酸度:酸が強いか弱いのか(強い、中程度、弱いで評価)
  • タンニン:赤ワイン、ロゼワイン(赤ワインで作るスパークリングや赤ワインで作る酒精強化も対象ですがここでは割愛)のみ。
  • アルコール度:強い、中程度、弱いで評価
  • ボディ:軽い(ライトボディ)、中程度(ミディアムボディ)、重い(フルボディ)で評価
  • 香りの強さ:強い、中程度、弱いで評価
  • 余韻:長い、中程度、短いで評価

総合評価

ワイン全体を評価をする方法と、ワインの個性を評価する方法があります。

ワイン全体を評価の場合は、

  • バランス:酸味と甘み、アルコール度数と果実味の凝縮度、ボディアルコール度数などワイン全体のバランスを判断します。
  • 余韻の長さ:ワインを飲んだ後に口の中に残る味や感覚のことを指します。余韻が長く続くワインは、一般的に高品質とされています。
  • 香りの強さ:
  • 味わいの複雑さ

を評価します。

一方、ワインの個性の場合は

  • 新世界なのか旧世界なのか
  • 香りから当てはまる品種を判断
  • 産地を割り込む
  • 樽香の有無

などを評価します。

どちらも評価には関連するため実際は全てを総合的に評価するのですが、WSETでは、前述した「バランス」「余韻の長さ」「香りの強さ」「味わいの複雑さ」を評価することが求められます。

ワインを揃えるのに困ったら

自宅でワインテイスティングをするとなると、ワインを揃えるのに悩みますよね。

加えて、一度抜栓するとワインを早く飲み切らないといけないので結局飲み比べできない、なんてこともあると思います。

そんな時には

  • ハーフボトルを購入する
  • 飲み比べセットを購入する
  • ヴィノテラスオンラインスクールの小瓶セットを受講する

のがおすすめです。

ハーフボトルを購入する

最近はワインを飲むシーンが多様化していることもあり、以前に比べてハーフボトルの種類が増えています。

値段は通常のボトルより多少(個人的には気にならない程度)割高ですが、飲みきりサイズで本数も揃えられるのが魅力です。

ワインで巡るフランス旅 ハーフボトル6本セット

飲み比べセットを購入する

私のように量は飲めるけど、ワインを選ぶのが大変という方はフィラディスの飲み比べセットが良いです。

フィラディスは長年オットと共に定期便を購入していましたが、取り扱っているワインは基本的にあまり外れないという印象があります。

【ブドウ品種ごとの個性がすぐ分かる!】赤ワイン代表5品種飲み比べセット

フィラディスではBecause Wineというオリナルワインも取り扱っているのですが、こちらは代表的なぶどう品種を100%で作ったワインを産地別で販売しているので、ぶどう本来の個性をより理解しやすいです。

なので、友人にも勉強用ワインとしておすすめしています。

ヴィノテラスオンラインスクールを受講する

ヴィノテラスオンラインスクールはオンラインに特化したワインスクール。

好きな講座を単発で受講でき、受講前にはワインが小瓶で送られてきます。

産地や品種などテーマに合った講座を選ぶことができるので、知識も身に付きますし、ワインの解説もあるので、ワインテイスティングに自信がない方や初心者には特におすすめです。

ピノ

ヴィノテラスは試験対策の講座もあるし、WSETの受験生でも利用している人多いです!

ワインテイスティングまとめ

一見ハードルが高そうなワインテイスティングですが、練習することで少しずつ力が付いてきます。

同じ品種でも産地が違うと味わいが全く違ったりするので、数種類飲み比べで練習するのが良いですよ。

ワインの味わいが分かるとワイン選びやワインを飲むのもより楽しくなるので、ぜひ実践してみてください。

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この記事を書いた人

WSET Level2,3取得|WSET Diploma勉強中|一児の母、夫婦で1日ボトル2本は空けるほどワイン好き|年間300日以上飲んでます|毎日の食卓と時間がより楽しく豊かになるようなワインと、WSETやソムリエ試験で使えるネタを紹介しています。

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