肌寒い季節になりました。寒くなってくるとついつい飲みたくなってしまうのがホットワインです。
ホットワインは、その名の通りワインを温めた飲み物です。シナモン、クローブといった香辛料とフルーツ(オレンジやレモン、りんごなど)、蜂蜜をワインと一緒に温めていただきます。
海外ではクリスマスマーケットで売られるのが定番ですが、ホットワインを飲むと毎年冬の訪れを感じさせてくれます。
さて、このホットワイン、実は自宅でカンタンに作れるんです!
今日はその作り方についてご紹介します!
ホットワインの歴史
ホットワインの歴史は古く、医学の父といわれるギリシャ人・ヒポクラテスが発明したと言われています。
ヨーロッパ全土にホットワインが広がったのは2世紀頃。ローマ帝国に侵略されたヨーロッパの各地で、ローマ軍人たちが暖を取るために飲んでいたことから現在の冬の定番となっています。各地域でホットワインの呼び方が異なるのはその影響だからとか。
当時から現在に至るまで、あまりレシピは変わっていないようですが、17世紀のレシピ本ではホットワインに砂糖とスパイスだけでなく卵も入っており、トーストと一緒に供されていた記録も残っているそうです。
ちなみに、日本では「温めたワイン=ホットワイン」という名で知られていますが、フランスでは「ヴァン・ショー」、ドイツやオーストリアでは「グリューワイン」、アメリカでは「モルドワイン」と呼ばれています。
ホットワインの作り方
ホットワインの作り方はとても簡単。以下の材料を用意し、鍋にそのまま入れるだけ!
・赤ワイン(1000円くらいのワインでOK)
・シナモンスティック(シナモンパウダーでもOK):私は1,2本そのまま入れてます。
・スターアニス(クローヴパウダーでもOK)
・オレンジ
・りんご
・蜂蜜
(お好みでどうぞ)
私はオレンジの代わりにオレンジジュース、スターアニスの代わりにクローヴパウダーを使いました!なるべく色々買わず、おうちにあるもので代用です!
赤ワインは飲みかけのハウスワインをホットワインにすることが冬は多いです。2、3日経ったワインなどはホットワインの方が美味しく飲めます。
香辛料やフルーツはお好みで入れてください。フルーツは皮ごと入れると苦味なども出てきやすいので、皮は入れない方が味わいが柔らかくなります。
蜂蜜は入れても美味しいですが、フルーツの果糖があるので私は入れない派です。入れなくても適度な甘みがあって美味しいですよ!
アルザスなどで飲まれる白ワインベースのホットワイン
多くの地方で飲まれるのは赤ワインをベースにしたホットワインですが、アルザス地方など白ワインが有名な産地では、白ワインを用いたヴァン・ショー・ブランがあります。白ワインベースのホットワインにはシナモンは加えず、砂糖やレモンの薄切り、オレンジなどを加えます。こちらは赤ワインと比べ、タンニンが少なくよりすっきりとした味わいです。
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ホットワインを飲んでぜひ寒い冬を乗り越えましょう!