プロセッコが今大人気!値段の安さや美味しい理由を解説!

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プロセッコというと、

  • 「イタリアンレストランで飲んだことある」
  • 「なんとなく聞いたことある」

そんな方も多いかもしれません。

プロセッコは、フランスのシャンパーニュやスペインのカヴァと並ぶ世界の3大スパークリングワインの一つです。

実はコロナ禍でさらに人気が上がったスパークリングワインでもあるんですよ。

本記事では、そんなプロセッコの魅力について、徹底解説します!

目次

プロセッコはイタリアのスパークリングワイン

プロセッコは、イタリア北東部のヴェネト州とフリウリ=ヴェネツィア・ジュリア州で生産されるスパークリングワインです。

ブドウ品種

プロセッコは主にグレーラ(Glera)という白ブドウ品種から作られます。

実は、グレラはもともと品種名として「プロセッコ」という名前で呼ばれていた時期があるんです。

しかし、2009年にプロセッコがDOCとして認められたことをきっかけに、表記が変更となってしまいます。

というのも、DOCと品種名が同じだと、ワインの名前を指しているのか、ブドウの名前を指すのか紛らわしいという問題が発生したのです。

この問題を機に既に別名として使われていた「グレラ」をブドウ品種名とすることにしたのです。

プロセッコの製造方法

プロセッコの製造には通常、シャルム方式で作られます。

シャルム方式では、大きなタンクで酵母やしょ糖を添加され、二次発酵します。その後、大きな圧力タンク内で行われることによって、炭酸ガスがワインに溶け込み、スパークリングワインとなります。

この製造方法は、フレッシュでフルーティーな風味を保つことができるため、アロマティック品種のスパークリングワインを造るときに使われることが多いです。

プロセッコの味わい

プロセッコは、適度な酸味があり、一般的に軽くて柑橘類、りんご、洋ナシ、メロン、白い花といったフルーティーな味わいです。

つまり飲みやすいんです!

残糖を表すスタイルも辛口から甘口(ブリュットからデミ・セック)まであり、デミセックになると残糖量が32~50グラム/リットルと比較的高く、明確な甘みを感じます。

また、アルコール度数は、8.5%〜12.5%と、スパークリングワインの中ではやや低めなので、ワインが弱い方にもぴったりです。

プロセッコは値段が安く、なおかつ美味しい

実は、プロセッコは世界中で近年売り上げを伸ばしているスパークリングワインの一つ。

実際に、「Prosecco gains ground as Champagne sales drop by 20% in France」という記事によると、フランスのすべてのスーパーマーケットチャネルにおいてシャンパンの販売量が20.7%減少する中、クレマンやプロセッコ ロゼなどの他のスパークリングワインの売上は、2023年1月から11月までの間にほぼ9.6%増加しています。

個人的にプロセッコの人気の理由を3つ挙げるとするならば、「価格」「飲みやすさ」「幅広いスタイル」と考えます。

人気の理由①:手頃な価格帯

価格高騰の激しいシャンパンや他のスパークリングワインに比べ、プロセッコは非常に手頃な価格で販売されています。

安いものだと1,000円台から、平均して2,000-3,000円の価格帯のものが多く、手に届きやすいのが特徴です。

その理由の一つは先ほど挙げたように作り方にあります。

プロセッコは「熟成」よりも「早飲み」を重視したスパークリングワインで、シャンパンやシャンパンと同じ瓶内二次発酵して作るワインよりも作業工程と期間が短いのです。

その分コストも抑えられ、早く出荷もできる。

より多くの消費者にとって日常的に楽しむことができるスパークリングワインなのです。

人気の理由②:爽やかで飲みやすい

プロセッコは前述したグレラという品種で作られますが、この品種はフローラルで軽いスパークリングワインを造ります。

そのため、味わいはフルーティーでフレッシュ。特に夏場などの暑い季節や食前酒、さまざまな料理とのペアリングに適しています。

人気の理由②:さまざまなスタイルがある

プロセッコは、ドライからセミスイートまで、さまざまな甘さのレベルがあります。

さまざまなスタイルがあることで、幅広い好みや食事のスタイルに合わせることができます。

プロセッコとシャンパンの違い

プロセッコについて説明するとき、よくシャンパンとの違いについて聞かれます。

3大スパークリングワインというだけあって、両方とも人気がありますが実はとても対照的な飲み物なのです。

その①:産地

プロセッコ:イタリアのヴェネト州とフリウリ=ヴェネツィア・ジュリア州で生産されます。

シャンパンフランスのシャンパーニュ地方でのみ生産されるスパークリングワインです。この地域で生産されたものスパークリングワインしか「シャンパン(シャンパーニュ)」と名乗ることができません。

その②:ブドウ品種

プロセッコ:主にグレーラ(Glera)というフローラルな白ブドウ品種から作られます。

シャンパン:白ぶどうのシャルドネ、黒ぶどうのピノ・ノワール、ピノ・ムニエのブドウ品種が主に使用されます。シャルドネ、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエをブレンドして造られるものもあれば、ブラン・ド・ブランと呼ばれるシャルドネ100%、ブラン・ド・ノワールと呼ばれる黒ぶどう100%のシャンパンとさまざまなスタイルがあります。

その③:製造方法

プロセッコ: シャルム方式と呼ばれる方法で製造されます。製造期間も一般的に3ヶ月程度と短めです。

シャンパン: 瓶内二次発酵と呼ばれる製法で製造されます。この方法では、ボトル内で第二次発酵を行い、その後数年間熟成させます。製造工程や熟成年数もプロセッコより長いです。

その④:味わい

プロセッコ:一般的に軽くてフルーティーな味わいが特徴です。柑橘類、りんご、洋ナシなどの風味が感じられます。シャンパンと比べるとほんのりと甘さを感じるかもしれません。

シャンパン:柑橘系のアロマに加えて、熟成を経て生まれるトースト、蜂蜜、ミネラルなどの風味が楽しめます。シャンパンはドライスタイルのものが多く、プロセッコに比べて酸味をしっかり感じます。また、飲んだ後の余韻も長いです。

その⑤:価格

プロセッコ:シャンパンに比べて手頃な価格で、相場は1,000円〜3,000円程度です。

シャンパン:この数年価格高騰していることもあり、相場は7,000円-1万円ほど。熟成年数が長いものや優良年だけに造られるヴィンテージシャンパンだと数万円するものもあります。

その⑥:飲むシーン

プロセッコ:普段飲みはもちろん、食前酒やカジュアルな飲み会にも適しています。また、最近ではカクテルのベースとしても人気があります。カジュアルなレストランで提供されることも多いです。

シャンパン:誕生日やお祝いなど、特別なイベントでよく飲まれています。やや価格帯の高いレストランで提供されていることが多いです。

プロセッコおすすめ6選

ここでは、家で気軽に飲めるプロセッコをご紹介します。

私は、イタリアワインはいつもイタリアワインの専門店「トスカニー」で購入しています。とにかく掘り出しワインが多く、ハズレない。胸を張っておすすめしているワインショップです。

あとは、フェリシティーも夫婦でよく購入するワインショップの一つです。

ワインショップについてはこちらの記事で詳しく紹介しています。

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「プロセッコ」6本セット

『リアルワインガイド』で旨安大賞を獲得した「レ コンテッセ」のプロセッコをはじめ、プロセッコの父と呼ばれる「カルペネ マルヴォルティ」、『エスプレッソ』誌で高い評価を得る「ベッレンダ」など、名だたるプロセッコの飲み比べセットです。

何を飲んだら良いのか分からない、とりあえず何本か購入したいという時におすすめです。

また、残糖値の異なる「ブリュット」「エクストラドライ」を飲み比べできるので、自分が好きなスタイルを見つけやすいというメリットも。

トスカニーさんの提供するワインセットはとにかくお買い得商品が多いので、一度購入してみることをおすすめします!

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ミオネット:プレステージ コレクション ヴァルドビアデーネ プロセッコ スペリオーレ

プロセッコの売上世界No.1を誇る「ミオネット」。

全世界の生産量はなんと4億4000万本!シャンパンの生産量3億400万本を圧倒的に上回り、世界で最も飲まれているスパークリングワインとして知られています。

柔らかな香りがふわりとしながらも、味わいは軽やかでさっぱり、そしてフルーティ。

プレステージコレクションながら2,000円というお値段。かなりお買い得です!

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トッレゼッラ:プロセッコ エクストラ ドライ

イタリアンレストランのワインリストに載っていることの多いワインの一つです。

エクストラドライなのでプロセッコの中では辛口スタイル。力強い泡立ちと軽やかなアロマで非常に飲みやすいです。

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トッレゼッラ:プロセッコ ロゼ ブリュット ミレッジマート

こちらはトッレゼッラが造る、ロゼプロセッコ。

淡いサーモンピンクに黒系果実とフレッシュな口当たりが印象的です。

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価格:1,526円(税込、送料別) (2024/2/12時点) 楽天で購入

レ コンテッセ:プロセッコ トレヴィーゾ エクストラ ドライ

『リアルワインガイド』で旨安大賞を獲得した、豊かな泡立ちと華やかな香りハイコスパなプロセッコ!

エクストラドライだけあって酸にキレがあります。ほんのりと甘さもあるので食前に1杯ゴクっと行きたいプロセッコです。

前菜との相性も良いです。

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カルペネ マルヴォルティ:プロセッコ コネリアーノ ヴァルドッビアーデネ スペリオーレ エキストラ ドライ

イタリアで初めてシャルマ方式のスパークリングワインを製造したパイオニア的人物、「カルペネ マルヴォルティ」。プロセッコの父がつくる、世界中で愛される定番スパークリングワインです。

非常にきめ細かい気泡で口当たり柔らか、余韻も長いです。

このクオリティで3,000円以下というお値段はかなりお得です。

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イタリアのアロマティックなスパークリングワインはプロセッコの他にアスティがあります。

こちらはプロセッコよりも甘口で、アルコールも低めなので初心者の方にも飲みやすいスタイルです。

ピノ

甘口が好き!という方は、アスティもぜひ試してみてください。

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プロセッコの値段の安さや美味しい理由 まとめ

プロセッコは手頃な価格帯で美味しさを求める人にはぴったりのスパークリングワインです。

特にアロマティックな要素もあり特に初夏にはぴったり。

ぜひ一度飲んでみてください!

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この記事を書いた人

WSET Level2,3取得|WSET Diploma勉強中|一児の母、夫婦で1日ボトル2本は空けるほどワイン好き|年間300日以上飲んでます|毎日の食卓と時間がより楽しく豊かになるようなワインと、WSETやソムリエ試験で使えるネタを紹介しています。

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