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ドンナフガータのワインを5種類飲み比べてみた〜結論デイリーワインは総じて素晴らしい!〜

ピノ

WSET Level2,3取得|WSET Diploma勉強中|一児の母、夫婦で1日ボトル2本は空けるほどワイン好き|年間300日以上飲んでます|毎日の食卓と時間がより楽しく豊かになるようなワインと、WSETやソムリエ試験で使えるネタを紹介しています。

先日渋谷の東急フードショー(渋谷マークシティ 地下1階)にて「ドンナフガータ」セットを購入しました!

ピノ
ピノ

実はこの数年、3,000円前後の価格帯で美味しいワイン発掘にハマっています。

その中でもドンナフガータは目を惹くエチケットが特徴的で個人的にずっと気になっていたワイン。

初めて飲んでみましたが、結論我が家のデイリーワインとしてオンリスト確定になりました。

イタリアワインは普段飲むワインとしてはかなりコスパ高いなと改めて思ったよ

オット
オット

ということで、この記事ではドンナフガータワインについてご紹介します!

3つの特徴から知るドンナフガータ

ドンナフガータは、150年もの歴史を持つイタリアのシチリア島を代表するワイナリー。

特に品質の高いワインを生産することで知られていて、シチリアのワイン産業の中でも特に注目されています。

ピノ
ピノ

ドンナフガータとは逃げた女っていう意味なんだって!

オーナーのジャコモ・ラロー氏は何世代にも渡ってマルサラワインの生産に携わってきた由緒ある家系の出身でもあります

テロワール

ドンナフガータのワイナリーは、マルサラ、コンテッサ・エンテリーナ、パンテッレリーア、エトナ、ヴィットリアとシチリア島の複数の地域に位置し、それぞれ異なる気候と土壌の特性を持っています。

ピノ
ピノ

だから多様なスタイルのワインを生産することができるんですね!

品種とスタイル

ドンナフガータは、ネレッロ・マスカレーゼ、ネロ・ダーヴォラ、グリッロ、カタラットといった、シチリア固有のブドウ品種を中心に使用しています。

また、手の届きやすいデイリーワインの価格帯が多く、白、赤、ロゼ、甘口のデザートワインといった幅広いスタイルを作っているのも特徴です。

ピノ
ピノ

店頭でラインナップを見た時に、こんなに色々なスタイルのワインを作っているんだと驚きました!

サステナブルに注力

ドンナフガータは、ワイン製造プロセスにおいて革新的な技術を取り入れる一方で、環境に配慮したサステナブルな農業にも力を入れています。

例えば、ぶどう栽培では除草剤、化学肥料を使用せず、必要に応じて最小量の生薬のみ使用

ツアーやテイスティングにおいても、プラスチックや使い捨て包装の使用をなくすといった取り組みをしています。

参考:Sustainability

ピノ
ピノ

最近は環境に配慮したワイン生産者が増えてきているよね!

今回購入したワインはデイリーワイン5種類

今回のセットではこちらのデイリーワイン5種類を購入しました。

結論、どれもそれぞれ個性があって素晴らしかったですが、私はシチリアの固有品種で作るアンシリアセダーラが特に気に入りました。

アンシリアラ・フーガセダーラシェラザーデコンテーザ ディ ヴェンティ
白ワイン白ワイン赤ワイン赤ワイン赤ワイン
スタイル辛口辛口辛口辛口辛口
品種カタラットシャルドネネロ・ダーヴォラネロ・ダーヴォラネロ・ダーヴォラ
カベルネ・ソーヴィニヨン
メルロー
シラー
価格(5,000円を⭐️3として)⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
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アンシリア

ドンナフガータ社で考案された最初のワイン。

シチリア島を代表するカタラットという白ぶどうを主体に作られています。

味わいはフレッシュでアロマティック

実は私の中の初夏ワインはガスオスピーノが定番なのですが、アンシリアと飲み比べると、アンシリアの方が線は細め(といってもボディはそこそこあります)

初夏に飲みたくなるような、活き活きとしたワインで、幅広い料理に合いそうです。

赤身の刺身だと少し負けてしまうかも。白身は合うね

オット
オット

アンシリアを見る

ラ・フーガ

イタリアで作るシャルドネ100%の白ワイン。

外観は比較的色味のはっきりしたレモン色で、色飲んだ瞬間、想像通り適度な力強さを感じました。

熟したりんごやパイナップルの明るい果実味の中に酸が程よく絡み合ってバランスが良い!

少し味付けの濃い前菜には合いそう、白身の刺身にはアンシリアの方が合うと思いました。

ピノ
ピノ

フレッシュで果実味を楽しむタイプのワインだと思ったよ

これもデイリーワインとしてアンシリアと並んで買いだね。

オット
オット

ラ・フーガを見る

セダーラ

セダーラはネロ・ダヴォラに加え、カベルネ・ソーヴィニヨンとメルロー、シラーもブレンドされています。

実は第一印象は、ちょっと茎っぽさをアロマに感じました。

が、少し経つとその香りはなくなり、ふわ〜っとダークチェリーやブラックベリーのアロマが。

黒果実のフルーティーさが印象的ですが、メルローがブレンドされていることもあり、口当たりがまろやか!

コクとタンニンのバランスも良いなと感じました。

セダーラは、シチリアのレストランの80%で扱われていると言われるほど、定番中の定番赤ワインです!

ピノ
ピノ

ガッツリ系の肉料理にも負けないです。フルボディがお好きな方はピッタリかと思います。

セダーラを見る

シェラザーデ

ネロ・ダーヴォラというシチリアの土着品種100%で作られる赤ワイン。

ダークチェリーやプラムなど、黒果実系の凝縮感のある味わいです。

タンニンも程よくあって、飲みやすい。

2日目は酸が多少弱くなった印象を持ちました。

ピノ
ピノ

個人的に、1日目が一番美味しく飲める気がします。

シェラザーデを見る

コンテーザ ディ ヴェンティ

コンテーザ ディ ヴェンティも、シェラザーデ同様ネロ・ダーヴォラだけで作られた赤ワインですが、シェラザーデよりも酸を強く感じました。

最初なかなか開かなくて硬い印象がありましたが、割と早く開くタイプ。

少し時間が経つと、いきなりバラっぽさやエレガントなニュアンスがブワッと現れます

ピノ
ピノ

コンテーザ ディ ヴェンティは逆に2日目の方が開いていて良かったです。

僕はシェラザーデの方が好みだったな

オット
オット

コンテーザ ディ ヴェンティを見る

まとめ:ドンナフガータはデイリーワインとして素晴らしい

シチリア島という、なかなか馴染みが薄い地域のワインではありますが、一度飲んでみるとその素晴らしさに驚かれると思います。

僕はアンシリアを飲んで、イタリアの白ワインは奥深いなと改めて思ったよ。

オット
オット
ピノ
ピノ

その後白ワインを珍しく立て続けに飲んでたもんね。

土着品種でめぐるイタリアワインの愛し方という本と合わせて読むと、よりイタリアの土着品種について学べて面白いですよ!

本の詳細についてはこちらの記事に書いています。

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