安くて美味しい!南アフリカワインおすすめ8本

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ワイン好きだけでなくプロの間でも大注目のワイン産地の一つといえば、「南アフリカ」。

「偉大なワインの首都」(Great Wine Capital)、米国カリフォルニアのナパバレーとともに南アフリカのケープタウンが選ばれているんですよ!

世界的な評価を受ける南アフリカワインの特徴やおすすめワインをご紹介します。

目次

意外と歴史の古い南アフリカワイン

南アフリカワインの歴史は1659年にまで遡り、オランダ東インド会社のヤン・ファン・リーベックによって最初のワインがケープタウンで生産されたことから始まります。

南アフリカのワイン産業は、その後数世紀にわたって発展し、特に1990年代以降、国際市場での地位を確立しました。

ワイン産地の特徴は「冷却化」

南アフリカというと、「暑いイメージ」を抱きませんか?

暑い地域でワインなんて作れるの?と思うかもしれませんが、南アフリカの多くのぶどう畑は海沿いにあることによって、冷却化の影響を受けてます

また、南極大陸から北上する冷たいベンゲラ海流と、ケープドクターと言われる南東風により、冷気が内陸部まで運ばれ、気温が2度ほど下がる地域も。

このような産地特徴から温度が高くてもワインが作れるのです。

南アフリカの代表的なワイン産地を見てみましょう。

https://wosajapan.com/wp-content/uploads/2021/09/Regions_-_Mrt2020.pdf

前述したケープタウン州では南アフリカで作られるワインの90%以上が生産されています。

ステレンボッシュ

上質なワイン生産の中心地です。

カベルネ・ソーヴィニヨンやメルロー(ボルドースタイルのブレンドが多い)、シラーといった赤ワインが特に有名です。

パール

ステレンボッシュより内陸部に位置するため、夏は気温が高く傾向があるものの、夜間は気温がさがり暑さが和らぎます。

赤ワインではカベルネ・ソーヴィニヨンやシラー、ピノタージュが、白ワインではシュナンブランとシャルドネが有名です。

スワートランド

以前は低価格のぶどうやワイン山地とみなされていましたが、近年注目されている新興ワイン産地で、高級ワインの中心地となっています。

また、革新的なワインメーカーも多く、ユニークなスタイルのワインを生産しています。

コンスタンシア

冷涼効果の影響を大きく受け、ソーヴィニヨン・ブランやセミヨンで特に高い評価を受けているエリアです。

南アフリカの代表的なぶどう品種といえばピノタージュ

赤ワイン・白ワインともに作られ最も多く栽培されている黒ぶどうはカベルネ・ソーヴィニヨンです。

この他に赤ワインではメルローやシラー、ピノノワールが生産されています。

白ワインではシャルドネやソーヴィニヨン・ブラン有名ですが、南アフリカといえば黒ぶどうのピノタージュと白ぶどうのシュナンブランが欠かせません。

ピノタージュ

ピノノワールとサンソーの交配種で、南アフリカ固有の黒ブドウ品種です。国際的なぶどう品種とブレンドしてケープブレンドが作られることもあります。

赤果実系のフルーティかつフレッシュな味わいが特徴的です。また、コーヒーやチョコレートのような強い香りを感じることも。

ケープブレンドとは、ピノタージュを30~70%使用し他のブドウ品種とブレンドしたワインのこと

シュナン・ブラン

一見華やかでアロマティックな香りがしますが、酸が豊富なブドウのため、甘口から辛口ワインまで幅広いスタイルのワインが作られています。(とはいえ、辛口スタイルが多いです)

フレッシュでリンゴ、洋梨、桃、アプリコット、柑橘類などの味わいのワインが多く、比較的手頃な価格で高品質なものが多いです。

一番の特徴は手頃で美味しいワインが揃うこと

南アフリカワインの最も大きな特徴といえば、やはり低価格で高品質なワインが豊富という点です。

昨今特にフランスやイタリア、カリフォルニアを中心に価格高騰していて、正直3,000円前後で美味しいワインを探すのが難しくなっています。

南アフリカワインは2,000-3,000円出せば美味しく飲めるワインがゴロゴロ揃っているので、デイリーワインを探すにはピッタリですよ!

安くて美味しい!おすすめ南アフリカワイン

基本的な南アフリカワインの特徴が分かったところで、おすすめワインも合わせてご紹介!

南アフリカワインなら、専門店「

アフリカー

」が種類が豊富に揃っていますよ!

店長小泉さんに聞いたおすすめワインはこちらの記事で紹介しています!

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【スパークリングワイン】グラハムベック ブリュット ロゼ 

南アフリカのスパークリングワインといえば、多くの人がまず口にするのが グラハムベック ブリュット

グラハムベック ブリュット ブラン・ド・ブラン も飲んだという方にはぜひロゼもおすすめします。

ラズベリーやフランボワーズなどのチャーミーな果実味と柔らかくきめ細かな泡立ち。

程よい酸と風味のバランスがよく、どんな料理にも合わせやすいです。

スパークリングロゼを飲もうとすると、安くても4,000円くらい出さないと正直美味しいワインに出会えないイメージですが、グラハムベック ブリュット ロゼは2,000円台で買えるのが嬉しいです!

グラハムベック ブリュット ロゼ を見る

【スパークリングワイン】クローヌ ボレアリス ブリュット

凝縮したリンゴやグレープフルーツ、白い花のアロマに統一感のある泡立ち。

ビスケットやトースト、バニラの風味もあり、味わいに複雑さが感じられます。

ピノ

グラハムベック ブリュットと比べるとクローヌの方がシャルドネ比率が多少高いので、飲み比べするのも面白いですよ!

クローヌ ボレアリス ブリュットを見る

【スパークリングワイン】デ・クラン プレミアム・マスカット・ペルレ・レッド

初心者でも飲みやすい微発泡タイプの甘口スパークリングワイン

ミュスカ・ド・フロンティニャンとマスカット・オブ・アレクサンドリア、ピノタージュのブレンドで作られおり、アロマティックな香りと優しい赤果実のアロマが特徴的です!

アルコール度数9.5%なので、アルコール苦手な方にもおすすめですよ!

デ・クラン プレミアム・マスカット・ペルレ・レッドを見る

【白ワイン】ステレンラスト バレルファーメンテッド シュナンブラン

まるでパイナップルを齧っているかのような果実味と活き活きとした酸味。

ボリューム感もあって飲み応え抜群の一本です。

フルーツサラダやフルーツタルトとの相性抜群です。

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【白ワイン】クラインザルゼ ヴィンヤード セレクション シャルドネ

南アフリカを代表する生産者の一つ、クラインザルゼの定番シャルドネです。

アプリコットや白桃、バニラ、白い花のアロマと丸いボディに、程よい酸。

バランスの取れた飲み応えのある一本です。

ピノ

白身魚やバターを使った料理と相性が良いと思いました。

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【赤ワイン】クリスタルム ピーターマックス ピノノワール

クリスタルムのピノ・ノワールは個人的に南アフリカワインの中で一番好きなんじゃないかと思うくらいリピートしているワインの一つで、まだ飲んだことのない方にはぜひ一度は飲んでいただきたいワインです。

生産本数は年産3万本強、南アフリカのトップレストランやワインショップでも限定入荷しかしない入手困難なカリスマワインで、日本でも早い段階で売り切れてしまいます。

ブルゴーニュのピノノワールと比べると果実味はやや強く、ボディも強く感じると思います。ただし、驚くほど飲みやすくあっという間に一本空いてしまう、そんなワインです。

クリスタルム ピーターマックス ピノノワールを見る

【赤ワイン】キャサリン・マーシャル ピノノワール・サンドストーン

目を惹くエチケットが印象的なキャサリン・マーシャルが作るピノ・ノワールで、ピーターマックスのクリスタルムと比べるとやや柔らかい印象を受けます。

フルーティなピノ・ノワールですがデイリーワインとしては優秀。同じ値段ブルゴーニュを買おうとするとジャミー感が強くだらっとした印象を受けるワインも結構ありますが、キャサリン・マーシャルのワインは酸もしっかりあるので、料理にも合わせやすいです。

キャサリン・マーシャルは過去国内外の数多くのメダルを受賞、プラッターズワインガイドで5星も獲得しています。

キャサリン・マーシャル ピノノワール・サンドストーンを見る

ちなみに、キャサリン・マーシャルのトップピノである、キャサリン・マーシャル・ピノノワール・クレイソイルズもよかったです。

こちらの方が熟した果実感と程よいタンニン、トリュフや皮の香りなどワインにより複雑性を感じます。

クレイソイルズは熟成向き、サンドストーンはフレッシュさが特徴的なので早飲みに向いています。

ピノ

値段ももちろん違いますが、私はクレイソイルズの方が好みです。

キャサリン・マーシャル・ピノノワール・クレイソイルズを見る

【赤ワイン】KWV クラシック・コレクション ピノタージュ

1,000円台で買えるお手頃ピノタージュ。

大きいスーパーやワインショップだと売っているのをみたことがある、という方もいるかもしれません。

しっかりとしたボディとタンニン、黒系果実に加えてコーヒーやダークチョコレートのようなスモーキーさも感じます。

1,000円台とは思えないコスパの高さです。

KWV クラシック・コレクション ピノタージュを見る

世界が注目する「南アフリカワイン」まとめ

2,000-3,000円台でもゴロゴロ美味しいワインが見つかる南アフリカワイン。

ワイン価格が高騰している今だからこそ、狙い目産地かなぁとも思います。

私自身今まではフランスワインばかり飲んでいたのですが、最近南アフリカワインのコスパの高さに驚きつつ、ハマり出している一人でもあります。

ぜひ一度南アフリカワインを手に取ってみてくださいね!

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この記事を書いた人

WSET Level2,3取得|WSET Diploma勉強中|一児の母、夫婦で1日ボトル2本は空けるほどワイン好き|年間300日以上飲んでます|毎日の食卓と時間がより楽しく豊かになるようなワインと、WSETやソムリエ試験で使えるネタを紹介しています。

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